重度身体障害者1人での入浴法

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日常生活において当たり前のことができなくなることは苦痛です。中でも、入浴や着替えは介助が必要です。障害の程度により、その他においても介助が必要です。私は清潔さを保ち着替えをするきっかけ作りの為に、家に帰ったら脱衣所へ向かうようにしています。いつでも好きな時に済ませられると身内やヘルパー等の介助者に普段衣類で隠している部分を見られることはなく恥ずかしい思いをしません。誰にも頼ることなく自らで済ませられる知恵をご紹介します。
介護用のシャワーチェアが必要です。私の障害は左側の上肢と下肢の麻痺です。車椅子を必要とする人は医療機関や療護施設にある専用の浴槽が必要だと思われます。私が健常の人と違って困難な場面は、浴槽につかり・出る時と椅子に座り・立ち上がる時です。浴槽へつかり・出る為にまたぐことができないなら、シャワーによる泡立てたシャンプーやボディーソープを洗い流す程度にしましょう。一般的な浴室用の椅子は高さがおよそ30cmと低く背もたれが無いため、座っている最中にバランスを崩し転倒という危険性をはらんでいます。介護用は38から51㎝と調整可能です。この高さは、座った状態で両脚がぶら下がっているので、バランスを取りやすいです。シャワーで洗い流す際だけではありません。タオルで濡れた身体や髪を拭き下着のパンツを穿く際も使います。
手すりの設置ができないなら、壁伝いをします。家業が工務店の為、父によりバリアフリー化がされています。手すりに頼らなければならない身体になってしまったと情けないと感じます。その為、浴槽につかる際は淵に一旦腰を掛け、方向転換をし、健側の右脚、麻痺側の左脚という順番で浴槽の底面に足の裏を接地するという方法を編み出しました。外出先のホテルや友人宅の浴槽でも出来るのかと思い自宅の浴室で練習しました。改めて使ってみると、手すりは便利な存在だと思います。欠かせません。ドアノブやタオル掛けも代わりになります。
障害者を題材にした映画やドラマ、小説では、障害者は不潔という表現を散見します。偏見や日常生活において当たり前のことが当たり前にできないと馬鹿にしているようで憤りを感じます。私は障害者歴15年のうちの最初の5年は外出を好まなかったり、玄関から1歩でも出るとパトカーに乗せられる程両親から反対されていました。また、自分で着替えができると、自らの意思で選んだものを着られファッションを楽しめます。社会生活においての予定や目標があると原動力になります。外出から戻ったらすぐ入浴をセットにしておくと面倒に思うことなくできてしまいます。明日の為の準備として、誰にも頼ることなく入浴から着替えができるよう試し、危険そうや慣れないなら練習してみることをお勧めします。医療技術や福祉機器の革新を待つよりもあなたなりの工夫を編み出す気持ちが勝ると毎日が生き生きとします。

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